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院長コラム

Doctor Column

13 - てんかん

この病名を聞いたことはありますでしょうか。
ニュースでは聞いたことがあるかもしれません。でも、知り合いでこの病気があるという人は珍しいかもしれません。

この病気の定義は「体の一部が勝手に動き、時に意識を失う病気」と言えるかもしれません。

そういうと、ひどく怖い病気のように感じるかもしれませんが、実を言うと、誰でも少し程度は経験したことがあるはずです。

例えば、学校の先生とか職場の上司に、理不尽なことを言われてプルプルしているとき。
あの時に皆さんの手は震えていませんでしょうか。

それがひとつのてんかんです。

これを「てんかん」と呼んでしまうと、てんかんを専門とする先生からは怒られてしまうかもしれませんが、これも神経の興奮の一種です。

てんかんには、一部の運動神経が痙攣する「部分起始発作」と、神経全体が興奮しやすい「全般起始発作」があります。

一般的によく言われている「てんかん」はこの「部分起始発作」が全身を駆け巡って意識消失を起こす人が多いのですが、実を言うと、部分的な痙攣は目立たないものの、興奮が駆け巡りやすい体質の方がいます。
そのような方が「全般起始発作」があると説明されます。

てんかんの薬には部分起始発作に対しての薬と全般起始発作に対しての薬があります。
それぞれ特徴が違うので、使い分ける必要がありますが、うまく使うことである程度、てんかんのバランスをとることができます。

持病がある方は、その持病が特に悪化しやすい型について、把握していないでしょうか。
てんかんも、神経が興奮しやすいと言う持病ですので、悪化しやすい型を避けることで、発作を起きにくくすることができます。

ただ、年齢を重ねて認知機能が低下すると、その学習も失われることが多いので、このてんかん発作が起きやすくなる方が増えます。

そのため、認知症となった方というだけでも薬の調整が必要になることはありますが、元々、てんかんの癖がある人(これをてんかん素因と呼びます)はなおさら、薬の調整が必要と説明されます。

重症なてんかんですと薬だけでの改善は難しい場合もありますが、薬の調整だけで現在の病状よりも改善する方がいらっしゃいます。
もし、症状をお持ちの方はご相談いただければ幸いです。
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