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院長コラム

Doctor Column

21-アルコール依存症(真の問題解決とは)

例えば「20-アルコール依存症(お酒は悪友)」に書いた通り、仮に話を聞かない上司がいたとして、酒を飲んで忘れるのが、正しい行動でしょうか。
例えば一つの考え方ですが、上司が話を聞かなかったとして、職員としては報告義務を果たしたので、その後、その進言した内容に対して訂正をしなかったとして、誰の責任かと言えば、上司の責任です。
 
ただ、まじめな人ってどこか、「現状を変えるべきと言っているのに、なんで変わらないんだ!」と怒りを感じたりしませんでしょうか。
 
このような怒りについて、例えば配偶者に相談したとしましょう。
「確かにおかしいよね!」と言ってくれる配偶者はまだ良心的です。
ただ、上記に書いたように「別に変わることばかりじゃないでしょ」と寄り添わない返答をする配偶者も多いかと思います。
 
そうすると、他人に相談することができないと感じて、酒を飲むしかないとなることは多いです。
 
ただ、「酒は悪友」と評するには理由があります。
 
何の話かと言いますと、「酒は飲んでいるときは気持ちが落ち着くが、覚める時はむしろ刺激する」物質であるということです。
 
「イライラする」「仕事の興奮が収まらない」などの理由で飲む人はいらっしゃるかもしれませんが、実をいうとそれは非常にまずい酒の飲み方になります。
 
イライラを酒で解消しようとすると、飲んだ時は収まっているように感じます。
しかし、覚めてくるところでイライラに出会います。
また酒は、依存性があるので、何の話かといいますと、足のふらつきやすさは変わらず、しかし気持ちのイライラを抑える効果は減ります。
 
そうすると辛いので、酒でストレスを解消している人は、もっと酒の量を増やします。
結果、体を壊すくらいの量になってしまうことがあります。
 
話が長くなりました。では、アルコール依存症をどのように治すのかという話ですが、一つは、ストレスは変わらないけれど、ストレスの解消方法を酒ではなく、人と話すことで解決できないかとします。
 
世の中の依存症治療は大体これでできています。
 
ただ、これで改善しない人もいます。そのような人に対しては薬物療法が必要と考えます。
 
アルコール依存症に対しては非薬物療法が主体にはなりますが、高齢者の治療の際には日薬物療法の効果が乏しくなります。
 
薬物療法も含めて当院で相談に乗ることができますので、もしご不明のことがあれば、相談いただければと思います。
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