認知症から体の病気もある方のメンタル不調まで
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院長コラム

Doctor Column

23-ストレス脆弱性モデルについて(治療編)

22では、ストレス脆弱性モデルが診断に使えるというところを書いてきたかと思います。
 
今回は、「治療にどう活かすか」というところで書ければと思います。
 
結論としては、
  1. ストレスを減らす
  2. ストレス感受性を減らす
のいずれかをできればよいということになります。
 
メンタルの治療ではよく、治療は3つの方法があり、
  1. 精神療法
  2. 環境調整
  3. 薬物療法
があると説明されます。
 
別に医者にかからなくても、皆さん、よくやっています。
 
上司からのパワハラがクズ過ぎると、同僚に相談して、「大変だね」と言ってもらえると気持ちが落ち着く。
これもまた精神療法の一つです。
 
ただ、気休めといえば気休めですので、これでバランスがとれないと、例えば休職などが必要になるかどうかという話になります。
 
疲れたならば休むというのは確かに有効です。ただ、大事なことは、休んだ後に復職すると、元の現実に直面するわけです。
職場が多少配慮してくれているならばまだ改善の余地はありますが、配慮してくれたとしても弱った後の復帰となると仕事についていけず、また改めて休職に入ってしまう人もいるわけです。
 
なので、少し考え方を変える、休職で対応するだけで改善しない時は、薬の治療が必要になります。
薬の中には、ストレスがあっても頑張れる薬(抗うつ薬)やストレス感受性を軽減する薬(気分安定薬)などがあります。
 
薬については飲みたくないと考える方もたくさんいらっしゃるかと思います。
もちろん、無駄な薬をたくさん飲むのは、体に負担がかかるかもしれません。
ただ、ここまで書いてきたように段階を踏まえて考えて、もしお薬が必要なら使ってみるのはどうかと提案します。
 
またもう一つ、診断が正しくない時に漫然と薬を使うと治らないので、薬の量が増えがちです。
薬が漫然と増えてしまったときは、そもそも診断があっていたのかに戻って、薬の見直しをすることも必要かもしれません。
 
特に複数のご病気をお持ちの方ですと、一つの薬が複数の疾患に影響することもありますので、個別の治療では正しい薬も薬の量を増やす原因になります。
 
もし薬の種類が多いと感じる方は、一度ご相談いただければ幸いです。
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