こんにちは。院長です。
本日は、「事前相談」について書いていければと思います。
今回は、物忘れの方の付き添いの方を想定して書きます。
ところで、皆さんはクリニックに受診するとき、どのように受診しますか。
「そりゃ、電話とか、ホームページの予約ボタンを押して受診するんだろ」とおっしゃるかと思います。
確かにその通りです。ただ、本当に体の具合が悪い方ですと、自分の具合が悪いかもしれないと考えるだけで不安になりますので、絶対に自分が病気だとは認めたくないし、病気だとわかるかもしれない検査についても拒否される方がいらっしゃいます。
本人が自発的に受診しない場合、家族が受診を勧めることはよくあることかと思いますが、その時、「本人としては受診したくない」けれど、「支援者(家族、施設職員等)としては受診してほしい」という状況になります。
当院でもなるべく本人の怒りの導火線に触れないように対応することはできるものの、
結局、「検査をするのか」とか、「検査の結果が悪いので内服をするのか」という話を踏まえないと、お薬を勧められなくなります。
認知症の方のBPSDを理解するためには、「もし自分が患者さんだったらどう感じるか」を想像することが大事になるのですが、「なぜ薬を飲まなければいけないのか」の理由が本人なりに定まらなければ、薬を飲んではくれません。
また、特に物忘れのある患者さんとご家族で受診されたならば、院長は、患者さんも尊重しますが、特に支援者(ご家族、施設職員)の方の要望も大事にします。
いくら本人の言い分に基づいて治療しても、支援者(ご家族、施設職員)の方の要望が通らない治療に意味はありません。
クリニックに受診しても、本人の意見を尊重するだけで、支援者(ご家族、施設職員)の意見が通らないのであれば、何のためにクリニックに行っているのかという話になるかと思います。
なので、当院では、来院された支援者(ご家族、施設職員等)の方のご要望はぞんざいに扱いません。
ただ、本人の意見より支援者(ご家族、施設職員等)の要望が大事というスタンスは崩せませんので、どうしても本人と意見が衝突しても、支援者(ご家族、施設職員等)を尊重することは曲げられません。
結果、どうしても本人と衝突せざるを得ないとなることがよくあります。
これを避けるための「事前相談」にはなります。
クリニックが気にすることは、クリニックからの関わりが支援者様(ご家族、施設職員等)の要望に合っていると思ってくれるかということです。
この点が事前相談で解決していると、当日は、本人に何とかしてメンタルの薬を勧めるかという点だけ注意してお話すればよいことになります。
他の科でもそうだと思いますが、特に重症な方に対しての治療は特殊なものになることが多いかと思います。メンタルについては、「事前に作戦会議をする」ことが重要になるので、特に症状が重症な方についての相談である際は、あらかじめクリニックに電話いただければ幸いです。
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